きりくちぶろぐ

好きなきりくち(切り口)から、漫画、映画、本、思想、事柄を語ったり、やってみたり

解ける問題、消える問題

世の中には色んな問題がある。

 

「プロジェクトが炎上しちゃってさ・・」

「この大学の入試問題が難しくてさ・・」

「クリエイティブな映画が創れない・・」

「夫婦仲がうまくいかなくて・・」

 

などなど。

他にも、
環境問題、中東問題、人口減少問題、経営問題、遺産問題...etc...etc... 

 

やれやれ、世の中は問題ばっかりだ。

 

 

と、そんなことが言いたいわけではなく、本題は下記。

 

これらの色んな問題を一緒の「問題」って言葉で捉えると、困らない?

 

 

そこでちょっと四象限で考えてみました。

よければお付き合いください。

 

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軸の説明

まずは、軸の説明。

BeとDo

やり方(=Do)で解決するのか、在り方(=Be)で問題を問題と捉えなくするのか。

 

たとえば、リーダーとしてチームでプロジェクトに取り組んでいるとき、明らかに打ち手としては最適解を選び続けているのに、チームが全然ワークせず、プロジェクトが炎上しまくることってありません?

 

これは、やり方(=Do)が間違っているのではなく、自分の在り方(=Be)が間違ってるから起こっている可能性があります。

たとえば、「みんなで一緒に頑張ろう!」って言ってても、内心で「無能なやつは切り捨ててでも進む」って思っているような場合に、その在り方(=Be)故に問題を引き起こしてたりしますね。詳しくはまた後述します。

 

 

相互作用度の高低

これは簡単で、問題の要素が複雑か否かです。

基本的には、関係者が多いと相互作用度は高く、少ないと相互作用度は低いですね。

 

 

 

 

四象限の説明

問題の四象限を、イメージ的に、テスト型、アート型、ジグソーパズル型、ルービックキューブ型と分けてみました。

 

 

テスト型

一番わかりやすいのはこのテスト型。

まさに、テストを想像してもらえれば良くて、自分ひとりでその問題に向き合えばいいし、人が作り出した答えのある問題であることから、やり方(=Do)が確実に存在する。

典型例:資格試験、入試

 

 

アート型

次に、アート型。

アートに関しても技術的なところはやり方(=Do)である程度のところまでいけると思うのですが、その先の世界。一般的に才能と言われるような世界は、在り方(=Be)が求められる。その道の一流の人に出会ったときに感じるのは、どのように音楽に向き合うのか、どのように絵を描くことに向き合うのか、どのように舞台に向き合うのか、ということにめちゃくちゃ真摯。技術とかの話をほとんどしない。

姿勢や自分自身の在り方で「普通」を超えるんだなーと実感できる。

典型例:芸術、美術、音楽 

 

 

ジグソーパズル型

続いて、ジグソーパズル型。

関係者が多く、複雑なプロジェクトを想像してもらえるとわかりやすい。ただ、あくまで複雑であったとしても、それを要素に分解し、1つずつ解決していけば、問題全体の解決が可能。たとえば、上場の準備は、関係者がほんとに多様で複雑だし、手間もお金もすごくかかるけど、あくまで人間が作った制度上の条件を1つずつ適切に超えていけば確実にクリアーできるという意味でここに分類される。

また、問題の当事者ではなく、外から問題解決に向かうようなコンサル案件の場合は、基本的にはここに分類される。

典型例:IPO準備、コンサル案件

 

 

ルービックキューブ型

最後に、ルービックキューブ型。

関係者が多いことに加えて、1つの問題の解決が他の問題を引き起こすような状態になっているもの(1面を揃えようとすると他の面が崩れる)。

この問題は、どれだけやり方(=Do)が適切でも、解決しない。

在り方(=Be)が大切。そういう意味で、アート型に近い。

よく優れた経営者が、「経営はアートだ!」というのは多分この辺から説明できる。

また、経営者がやり方の話ではなく、「人に優しくしよう」とか「誠実であろう」とか「愛だろ」とか姿勢の話をするのも、こういったルービックキューブ型問題に出会って、それを在り方(=Be)を変えることで乗り越えてきたからだと思う。

 

この象限についての詳しい説明は、U理論や学習する組織に詳しいので、興味あって深掘りしたい方はそちらをどうぞ。

典型例:クリエイティブな組織づくり

 

マンガでやさしくわかるU理論

出現する未来から導く――U理論で自己と組織、社会のシステムを変革する

学習する組織――システム思考で未来を創造する

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

 

 

問題の捉え違い

上記を例を入れてまとめるとこんな感じ。

 

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どうですかね?

なんとなくイメージできますかね?

 

んで、こんなふうに本来は問題って色んな種類があるはずなのに、全部同じ「問題」として処理しちゃってるから「問題」がなくならないんじゃないかなーと。

 

 

テスト型→アート型

=テスト型をアート型と捉え間違い

 

「俺、才能ないから・・・」

ってのは今ぶち当たっている問題をアート型の問題、つまり、自分の中の在り方(=Be)の問題だと捉えているんだけど、往々にしてそんなこと言うやつはそんなレベルにない。単にやり方(=Do)がしっかり練られてないか、しっかり取り組めていないだけ。やり方で解決する。

たとえば、司法試験はめちゃくちゃ難しいと思うけど、基本的にはテスト型の典型例。できるようにならないのは才能の話ではなく、単にやり方を極めきれていないだけ。

しっかりと理論として後輩に教えることのできる試験合格者に事細かに勉強法を聞いて、実践すれば絶対に合格できる。

「才能ないから・・・」

は問題の捉え違いによることがほとんど。自分の在り方なんていう苦しいことと向き合う前に単純に時間を増やし、質を高め、量をこなすことで解決できる。まずそっちの問題としてやるのでいいと思います。

 

 

アート型→テスト型

=アート型をテスト型と捉え間違い

 

一方で時間×質×量を圧倒的にこなしてもたどり着けない何かがあるのなら、それはテスト型ではなくアート型の問題なのかもしれない。

「自分の楽器を丁寧に扱え」

というアドバイスで音が変わることがあるといいます。

これはまさに姿勢(=Be)で問題を問題でなくなした例ですね。

 

※アート型とテスト型の境目

これは混乱するからあまりいうのもなんなんだけど、テスト型とアート型は程度問題でもあると思う。上記の司法試験はたしかに基本的にはテスト型なんだけど、どれだけやってもやっても全く伸びないときはもしかしたら在り方(=Be)で問題が消える可能性がある。僕の例だと、どれだけ時間をかけて、効率的に取り組んでも全く成果が出なかった時期があり、何もせず圧倒的に成果を出す同級生をみて、心を痛めていた。この時は辛かったが、後に僕は、「彼らが軽々と成果を出すからといって、僕が頑張らない理由にはならんよね」と自分の司法試験という問題に対する在り方(=Be)を変えた途端、目に見えて成果が出るようになった。これは、テスト型の典型例でもある試験についてもアート型の部分がある(程度問題)ということがいえるのかもしれない。

 

 

 

ジグソーパズル型→ルービックキューブ型

=ジグソーパズル型をルービックキューブ型と捉え間違い

 

関係者が多いと問題の要素分解の難易度が上がり、ついつい「出来ないコト」としてしまう。 「出来ないコト」ということにしたあと、在り方(=Be)で問題を消す手法を知ってしまえば、その人は「自分の在り方がわるかったんだ!」「自分が変わるしかないんだ!」みたいになってしまう。

 

いやいや、まずはプロジェクトマネジメントスキルの基礎的なところからマスターしようよ?ロジシンとかでできるよ?

 

これを厳しいこと言っていると捉えるか、自分の悪いかどうかもわからない在り方(=Be)を変えるようにすることに比べれば全然楽だと捉えるかは自由。だけど、やり方(=Do)はちゃんと学べば確実に成果が出るし、成果が出たら目の前の問題が片付いていって気持ちいいですよ?

まずはジグソーパズル型だと思って取り組むのがお薦めです。

 

 

ルービックキューブ型→ジグソーパズル型

ルービックキューブ型をジグソーパズル型と捉え間違い

 

これは頭のいい経営者とかクリエイティブになりきれない組織とかで起こっています。

自分がリーダーになったとき、どれだけ優秀な人材を採用しても、どれだけ組織マネジメントに力を入れても何も生まれない。コンサル入れてみても、一時的に良くなるだけで何も変わらない。

そんなときは、きっとその問題はジグソーパズル型問題なんだと思います。

どうにかしたくなったら、是非U理論の本でも読んでみてくださいな。

出現する未来から導く――U理論で自己と組織、社会のシステムを変革する

 

 

おわりに

ぐ、、長くなってしまった。

ただ結局言いたかったのは、目の前にある問題をどの型(ジグソーパズル、ルービックキューブ、テスト、アート)か分類してみるだけで、今より良い状態に勝手になるんじゃないかなーと。無意味な苦労はできるだけなくして、本当に大切なことに時間とエネルギーを使っていけたらいいですね!

 

ということで、おあとがよろしいようで。

 

 

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