きりくちぶろぐ

好きなきりくち(切り口)から、漫画、映画、本、思想、事柄を語ったり、やってみたり

二十代の後半、僕は結婚したかった。。

第一段階 知識

まず何をやればいいのだ?

「何をやればいいか」から調べてみよう。幸いにも知識の習得は苦ではない。手始めにこれら(LOVE理論スパルタ婚活塾から読んでみるか。

うむ、すばらしい。これがモテるということか。
次に、これ(愛するということ)。
うむ、わからん。わからんが、なんかわかった。
これで知識としては十分だ。
あとは結婚に向けて実践あるのみ。


第二段階 量

昔の偉い人が言っていた。

 

量は質に転化する

と。

 

であるならば、まずは何よりも量をこなす。それだけに集中するのが望ましい。

巷には合コンという素晴らしい手段があるそうだ。これの数をこなすことを義務化しよう。手始めに週7だ。つまり、毎日だ。いや、一日2つすれば、一日休みが生まれる。
これをうまくマネジメントしてやりきれば見えるものもあるはずだ。とりいそぎ、周りに「やまだは合コンをしたい」という旨を伝えることから始めよう。

 


・・・流石、年頃の友達はすごいな。めっちゃ開催しとるやん。末席でいいから参加させてもらおう。ん?なるほど呼んでもらったら呼び返すのが紳士的な協定で決まっているわけね。女の子の友だちが少ない僕としては、これから開催されていく合コンの中で次回の合コンをセットできるような人と仲良くなることまで要求されるわけか。難易度高くね?いや、でもたしかにただ呼んでもらうってのも申し訳ないしな。友だちに感謝の意を表明するためにも、最初の優先度を「開催してくれる子>結婚相手」と置こう。これはしかたない。。

 


・・・合コンにも慣れてきたな。双方のメンバーの希望する相手を1人以上参加させるようにメンツを集めて、値段の割に美味しいお店を予約して、自分が楽しむよりも、その場が最高の形になるように働きかけ、満足度高く帰ってもらう。うん、これをやれば双方から「また開催してほしい!」という声がかかってくるな。これで、週7の合コンを切らすことなく実行するシステムが出来上がった。すばらしい。これで僕は週7の合コンをやり続けられる!てちょと待て。だからなんだ?So what?俺の目的はなんだ?忘れるな。俺はこの合コン週7で何を手に入れたんだ?沢山の戦友?いや、そりゃそうなんだけど、そうじゃないだろうに。やめだやめ。合コンはもういい。コレジャナイ感がすごいぞ。もっとあれだ、ちゃんとしたい。そう、ちゃんと。合コン用のキャラとかじゃなくて、その人のことをちゃんと知りたい。合コンの戦略戦術はよくわかる。その場では、その対応が正解なのもよく分かる。だけど、本当の姿はそうじゃないでしょ?夜の飲みの席で「好きなタイプは?」って聞かれたら「えー、優しくておもしろい人」とかしか答えられんだろうに。どうすんのよ、綾野剛とか答えて。周りは精一杯「お、おうかっこいいよね」とかしかいえんくなるの目に見えとるやん。そんなんちょっと勘のいい女の子ならわかってるから「優しくておもしろい人」みたいな回答せざるを得ないって。それはその人の本当の姿知ったことになるん?違うでしょ。ということで第三段階だ。


第三段階 質

こっからは質にこだわろう。

これは女の子の質というわけではなく、関係性の質のことだ。

 

しっかりとその人のことを知るためには、二人でご飯に行くことだと思う。うん、きっとそうだ。二人でご飯に行きさえすれば、話すことはお互いのことだけになる。そうすれば、特に周りの目を気にすることなく本当に思っていることを話し合えるはずだ。これだ!これだよ!!俺はようやくたどり着いた。この先に結婚があるんだ。そしてありがたいことに、シェアハウスでの生活や仕事柄、ぜひ話を聞いてみたいという女の子は結構いるぞ。よし、この作戦を決行しよう。PJT名はNKM。ねこ結婚まっしぐら、だ。手始めにNKMで会いたい女の子のリスト化をしよう。よしよし、これでいいはず。これらの人と一人ずつご飯を食べながらしっかりお話をすれば、その人のことはよく分かるし、恋的な何かもはじまるかもしれない。うんうん楽しみ楽しみ。

 


・・・おっもしれー。1対1のご飯こんなにおもしろいとは思わなかった。俺は今までなんて無駄な時間を。こりゃこれから取り戻すしかない。やっぱり二人で話すとその人の半生がわかるよね。どんな風に考えて、何を大事にし、何かを決断した結果今のその人がいるのかというのをごはんを食べるというたった2時間足らずの間に堪能できる。これほどまでに濃い時間の使い方があるのだろうか。いやない(断言)。もっともっと色んな人の話を聞きたい。となると、一度話した人よりもまだ一度も話していない人を優先しよう。話した人が悪いとかではなく、まずはもっともっと知らない人を知りたい。これは本当にいい時間の使い方を知ってしまったぞ。やるぞー!

 


・・・うーむ、やはりおもしろい。てかこれ別に女の子だけに限る必要なくないか?ほら!やっぱり!男と二人でも十分おもろいやん。その人の決断の歴史はまじで聴き応えある。何かを断っているからこそ選んだものが輝いて見えるんだろうな。そういう意味で俺はちゃんと何かを決断してこれたんかな。今見えてる選択肢の中から最善のものを選んできただけで、本当の自分の心の声みたいなものは無視し続けてたんじゃないかな。結婚だって同じだ。今俺は本当に結婚したいのか?相手も居ないのに?本当に?そういった方がおもしろそうだからいってただけじゃなくて?ほら、俺ってそういうやつじゃん?多分にその可能性あるな。よし、もう結婚しようとするのをやめよう。きっとそれで結婚しても幸せになれない。それどころか相手にも失礼だ。もうやめだやめだ。もともと俺は結婚に向いてるようなやつじゃないんだよ。誰かとずっと一緒にいるなんてよく考えたら無理だわ。合わせて、人に会うのもやめよう。すごく楽しかったけど、今は誰かじゃなくて、自分をちゃんとわかろう。やまだらしさというものがあるのかもしれないからそれに気づくように動いてみよう。引きこもるぜ。

 

 

 


そうして僕の二十代は終わりを迎えました。

その翌年、出会って次の日にプロポーズする相手に出会うことになるんですが、それはまた別のお話。

 

 

 

おあとがよろしいようで。

 

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