きりくちぶろぐ

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そりゃ東京から地方に移住しないわ、という話。

Flower

 

僕が東京から地方に移住したってことを知った友達はすごく興味を持ってくれる。

 

「なんで田舎に行ったの?」

 

「生活はどんな感じ?」

 

「退屈しない?」

 

などなど

 

 

それらについて僕はありのままを答える。

そうすると大体最後には

 

 

「あー田舎もいいねー!行ってみたい!」

 

 

そう言って話が終わる。

僕としても「お、これで移住する人増えるかな?」

と思ってたんだけど、いやいやよーく考えたらそんなことはないなと思い直した。

 


移住って恋人探しとか就職活動とかと一緒で、いうなればマッチングの問題、

 

「身長高くてー、顔かっこよくて、お金持ちの人♡」

 

「給料が高くて、人に自慢できて、やりがいのある仕事!」

 

 

 

と同じように

 

「刺激があって、仕事があって、快適な街」

 

を求めている人がいて、それを充たす街とマッチングする。

相手が来るもの拒まずだから、恋人や会社よりもマッチングは生まれやすいけど。

 

そんで、東京の人を地方に呼ぶためには、以下のようなマッチングのギャップを埋める必要がある。

 

 

 

<東京に住むAさんの需要>

①刺激があって、②新しいものが最初の生まれ、③オシャレな店も多く、④大企業の本社・やりがいのある仕事もあり、⑤イケメン・可愛い子も多く、⑥教育機関もしっかりしていて、⑦遊びのスポットもいたるところにある

 

そんな街に住みたい!

 

 

 

<田舎>

自然豊かで、人間が温かい街

 

 

 


・・・いや、むりでしょw

 

今移住がブームとして取り上げられているのは、都会に住むAさんが田舎に来たのではなくて、大学とか就職とかで東京に来たものの、本質的には①〜⑦よりも


「あーぼく本当は自然が好きなんだよねー」

 

というBくんを呼び込んでいる(呼び戻している)に過ぎないんですよね。

 

いいマッチングが生まれている以上素晴らしいことなんですが、正直そろそろこのパイは限界に近い。残り少ないBくんを各地方が取り合っているという状況。

 


待機児童の問題とか本当にいい例。

東京で待機児童で本当に困っている人がいる一方で、地方では

「うちでは待機児童出ていないですよ!移住どうですか?」

とか言ってる。

 

 

いやいや①〜⑦を希望する人が、移住すると思う?

 

子育て環境がいい!

とかで売り出している地方は、仮に移住増えていたとしてもそれは近隣の自治体からに過ぎない。

 

 


なので、もし本当に東京から地方に人を呼び込みたいのであれば、①〜⑦を準備するしかないと思います。

 

まーもちろん人によってウエイトの置き方はぜんぜん違うと思うので、①〜⑦全部を充たす必要はないですけど。

 

 

 

 

そういった意味で、「仕事」というきりくちでの移住はおもしろい。

 

価値ある仕事をする = 東京で働く

 

の図式はなんとなく無意識に思い込んでいるだけで、これだけテクノロジーが発達した今の世の中だと地方においても価値ある仕事は出来ると思う。

 

価値ある仕事が地方でも出来る

 

ということがわかったら、他の要素より地方を選ぶ人はもう少しはいるかもしれない。
(Bくんはもう少し多いかもしれない)

 

関連記事:農業とか興味ないけど東京で働きたくない人向け地方での稼ぎ方

 

 

 

 

 

とは言っても程度問題。

 

1つの東京+100の地方都市

→1つの東京+5のイケてる地方都市+95の消滅都市

 

とかになってくんでしょうね。Bくんの相対的な数が変わらない限り。

 

 

じゃー地方としてはどうしていけばいいでしょうね。

潜在的Bくんを発掘する活動、Bくんを誘致する活動は継続的にやっていくとして、人口減少することを前提に街の機能の選別をやっていくのかな。

そして並行して、近隣の街と手を取り合っていく。おそらく回らなくなるから。

 

 

そういう街のデザインをしていかんとなーと思うわけです。

 

 

あ、けどまだ今は潜在的Bくんはいっぱいいると思っています。

価値ある仕事ができれば、別に今東京にいる必要はないかなって思っている人。

そういう人と価値ある仕事をしながら、目の前の仕事に追われず長期的に街の将来のことを語ったりしたいので、ご興味ある方は連絡くださいね。

 

 

そんな感じでおあとがよろしいようで。

 

 

 

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