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きりくちぶろぐ

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ちきりんの「自分の時間を取り戻そう」を読んで -生産性という切り口で様々な分野・サービスをレビューしてみる

ちきりんの最新作

 

 

 自分の時間を取り戻そう

---ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

 

 

を読んだ。

結論、すごくいい。

是非読んで欲しい。

 

この本が伝えたい事は、1つで

 

生産性を高めることで、幸せになれるよ

 

である。

 

 

 

 

でも、この本の真髄は、

 

生産性の分子(価値・成果)をしっかり考えないと、全く望まない価値を効率的に手に入れるだけになっちゃうよ?

 

ということにある。

 

このあたりは実際に本を読んで感じてほしい。

ものすごく読みやすいので、是非とも。

 

ちなみに、ちきりんさんはブログ、Twitterもおもしろい。

お時間あれば。

 

Chikirinの日記

ちきりん(@InsideCHIKIRIN)さん | Twitter

 

 

 

 

 

さて、「自分の時間を取り戻そう」を読んで、生産性という切り口から色んな分野やサービスを考えてみてるのおもしろいなっと思ったので自分でもいくつかやってみたい。

 

 

はじめに

生産性は以下のように表される。

 

生産性 = 成果・価値/投入資源

 

そして、(当たり前ですが)生産性を向上させるためには、分子(成果・価値)を高めるか、分母(投入資源)を下げる必要がある。

つまり、生産性は

 

① 成果・価値 UP↑

or

② 投入資源 DOWN↓

 

の場合にのみ、向上する。

 

それでは、これを前提に様々な分野・サービスをレビューしていく。

(本書の中で既に紹介されているものも多く含まれます。ご了承ください。)

 

1 シェアリングエコノミー

 本書の中でも紹介されていますが、代表的な例として

 

Airbnb(エアビー)

www.airbnb.jp

があります。

これは、宿を提供する側の無駄となっていた部屋、家等のスペースを旅人に貸し出すことで、お金に変換するマッチングサービスとなっています。

つまりホスト側からみると

 

①成果・価値 = お金

②投入資源 = 空き部屋・家

 

であり、元来価値が0(もしくは手間隙考えたら価値マイナス)であった空き部屋・家を資源として投入することで、高い生産性を実現するモデルとなっている。

 

お金 / 空き部屋・家

 

→分母にマイナス資源を投入して価値を産んだモデル

 

そう言えるだろう。

 

 

シェアハウス・ソーシャルアパートメント

www.social-apartment.com

 

つぎに、シェアハウスやソーシャルアパートメントがある。

これは資本主義により個別化する消費の内、生活に必要なものを共有で使うことで高い生産性を実現している。さらに、住人としてはそこでの出会いまで手に入る。

つまり、住人側から見ると

 

①成果・価値 = 出会い+高機能な生活用品

②投入資源 = 割安な家賃

 

であり、 

 

出会い+高機能な生活用品 / 割安な家賃

 

→分母をシェアによって安くし、さらに分子を従来の生活からより高い生活へ変化させたモデルと言える。

 

 

www.kirikuchi.net

 

 

 

2 農業

ちょっと方向性を変えて農業。

農業は今まで生産性をそのままに、投入資源(耕作面積、労働力)を増やすことで、成果・価値を高めてきた。

まあそれだけだとどこかで限界が来るから、より効率的な農業の仕組みを整えることで投入資源の減少を狙っている。

つまり、

 

①成果・価値 = 農作物

②投入資源 = 耕作面積+労働力

 

であり、IT化や集中化をすることで②の投入資源減少させている。

 

ただ、最近ではこれ以外の手法もちらほら見られてきた。

それは、①の農作物のクオリティーを上げること。

 

わかりやすいのは、レアな農作物。

たとえば、そこの地方でしか取れない1粒5000円程度のイチゴを栽培したり、特定の料亭に下ろす豆を栽培したりすること。

 

そしてそれだけじゃなく、さらにおもしろいのは、①を農作物+αにすること。

たとえば、こんなのがある。

know-school.org

 

これは、

「農業=農作物を作るもの」

だけではなくて、

「農業=人が健康に生きていく生活」

と捉えなおして、その生活自体を成果・価値に置いている。そしてそこに、現在就業していない人の労働力を投入資源として当てている)

 

つまり、農家側から見ると、

 

①成果・価値 = 農作物+より良い生活

②投入資源 = (就業していない人の)労働力

 

農作物+よりよい生活 / 就業していない人の労働力

 

→分子に農作物+αの価値を置き直すことで、分子の今まで眠っていた労働力を掘り起こしたモデルと言える。

 

 

3 教育

これはちょっと難しい。

学校教育というのを特定のわかりやすい能力を身につける機関と考えると、現状生産性はめちゃくちゃ悪い。

 

①成果・価値 = 読み書き算盤

②投入資源 = 小中高12年間+500万

 

くらいになる。

これはちょっとまじめにこんなところに時間もお金も使いたくない。。

こういうのもあるしね。

www.ted.com

 

仮に弁護士になるんだったら

①成果・価値 = 弁護士資格

②投入資源 = 小→大学院→修習20年+2500万円

 

・・・・うん。さすがにこれはきついな。

まあ単純にこの時点の価値だけではなく、そっから先のレバレッジも含めて考えるともうちょいましになるんだと思うけど、でもやっぱり生産性は低いと言わざるをえない。

 

教育って考えたときに、もうちょっと今言語化出来ていない成果・価値ってものがあるなら、生産性がもうちょい高く見えるかもね。

と、いいつつ、教育っていう惰性の強い分野は、分子の成果・価値を適切に測ることが難しいから一旦ここまでで。

(ご意見ある方は教えて下さいねー)

 

 

4 ソーシャルゲーム

あまり評判が良くないソシャゲですが、これはユーザーさんの空き時間をうまく使ったサービスです。今までゲームっていうのは、お家である程度準備してやるものだったところ、待ち時間にさっと遊べるものにしたのがソシャゲ。

つまり、ユーザーさんの貴重な時間→無駄な時間と投入資源をシフトすることで成功した。

 

①成果・価値 = ゲームの達成感

②投入資源 = 無駄な時間

 

ゲームの達成感 / 無駄な時間

 

 

さらに、Pokemon Goとかはおもしろくて、①も②も増やしてる。

こんな感じ

 

①成果・価値 = 達成感+健康+家族のコミュニケーション

②投入資源 = 無駄な時間+貴重な時間

 

そりゃPokemon Goはやるよね。

 

 

 

5 本屋

ちょっとジャンルを変えて本屋。

本屋を

 

①成果・価値 = 本を買う

②投入資源 = 移動時間+お金

 

と考えると全く電子書籍に生産性で勝てない。なぜなら、電子書籍は②の移動時間が0だからだ。おお、低すぎる生産性。

 

が、本屋好きの人ならわかってくれると思うけど、本屋の価値は「本を買う」だけではない。

今まで興味も関心もなかった本がやたらと話しかけてくる瞬間、それぞれの本たちが自分の頭の中だけで繋がる快感、夢想空想が捗る空気感、そういったものが①の成果・価値には乗ってくる。

 

だから本屋は絶対になくならない。

これは断言しましょう。

 

 

6 町おこし

最後にちょっと自分の分野でも。

いわゆる「町おこし」で、生産性の議論が出ないのは、①成果・価値がはっきり決まらないからだと考えてます。

出てもこのくらいの抽象度

 

①成果・価値 = 市民の健康で幸せな生活

②投入資源 = 500億の税金+労働力

 

これだと、まあ間違いなく資源を投入しないよりした方が良くなるんだけど、結局生産性の話にはし辛いよね。

KPIとか指標とかが必ずしもいいとは思わないけど、地方で生産性の高い活動をするためには必要なのかもしれない。

そんなふうに現時点では考えています。

このあたりは、まじで頭いい人の知恵を借りたい。どうすればいいの?おしえて! 

 

 

 

おわりに

どうでしたか?

生産性という切り口から切りまくると色んな観点で話ができそうで僕は楽しいです(´・ω・`)

 

「自分の時間を取り戻そう」では、もっともっとおもしろい視点で語られているので、是非ともどうぞ。

 

 

そんじゃーねー。

(あ、違ったw おあとがよろしいようで。)

 

 

<追記>

色んな意味で同じなこちらもどうぞ。

生産性

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<目次> 

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