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きりくちぶろぐ

好きなきりくち(切り口)から、漫画、映画、本、思想、事柄を語ったり、やってみたり

生き方は好みで決めるしか仕方ない

考え

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「大起業かベンチャーか悩んでるんですよね・・・。」
 
とか
 
「辞めて自分でビジネスやってみたいんよねー。」
 
とかの相談をよく受ける。
 
 
もうなんというか答えから言わせてもらうと
 
 
好みで決めるしか仕方ない
 
 
うん。
これはもうそういうもの。
どうしようもない。
 
 
ちょっと言葉足らずだから、転職で悩むのAくんの未来を垣間見てほしい。
 
 
 

<0日目>

 
「大企業に残るかベンチャーに転職するか、どっちを選ぼうか・・・?」
 
 
 

<3ヶ月後>

1 大企業ver

毎日「つまらないなー」といいながらも割りと安定した生活を楽しんでいる。
ベンチャーに移った友人を羨ましくは思うが、大変そうな姿を見て、まあ自分は大企業のままでよかったかなって思っている。
 
 
 

2 ベンチャーver

移ってみたら面接の際に聞いていた話と違うことも多く、日々この選択は正しかったのかと苦悩する。勤務時間も増え、友人と遊ぶ時間もなくなり孤独になっていった。
「俺はなんのために生きているんだろう」が自分の中でバズワードに。
 
 
 

<5年後>

1 大企業ver.

社内のビックプロジェクトにアサインされ、意気揚々と仕事をする毎日。ただし、責任の大きさに加えて自分の能力が足りないのではないかという葛藤もある。部下が「あいつできないよなー」と言っているのを聞いてしまい、明日仕事に行くのが憂鬱。
 
 

2 ベンチャーver.

つらい経験を複数経て、自分の仕事に自信が持ててきた。社外のどんなすごい肩書の人とでも対等に話ができる自分を誇らしく感じている。
 
 
 

<10年後>

1 大企業ver.

プロジェクトは程々の出来であり、マイナスもないけど大きなプラスもない評価を受けた。ただ、この頃に運命の相手であるBさんと出会い、結婚、子どもが生まれる。自分の幸せは仕事ではなく家庭にあったのかと、楽しくてたまらず子育てをする日々。
 
 

2 ベンチャーver.

今までこんなにモテたことがあっただろうかというくらい人気になる。ただし、自分が社会に対して価値を出すことの魅力にハマっており、異性に対する興味はそこまでではないため、適度に遊ぶ程度にとどまる。起業も考え始めた。
 
 
 
 

<30年後>

1 大企業ver.

大企業の倒産。
いざ再就職しようにも、自分には特段価値を発揮することができるスキルがないことに気付く。面接も全滅。手塩にかけた娘には「お父さんってなんか・・・、なんかね。。」と、はっきり言われないことがより辛く、切ない日々を送る。
 
 

2 ベンチャーver.

自ら起こした企業が軌道に乗らず、投資してくれた方々に頭を下げ、銀行に頭を下げる毎日。自分を支えてくれるパートナーもおらず、「俺は何のために生きているんだろう」というベンチャーに転職した当時と同じ言葉を口にするようになり、「はは、俺って何も成長してないな・・・」と自嘲気味に笑う。
 
 
 

<50年後>

1 大企業ver.

失業時代に毎日書いていた切ないサラリーマンのつぶやきがまとめられ出版。スマッシュヒットに。娘にも見直され、孫の名付け親に。孫との散歩中足を滑らせて川に落ち死亡。
死亡前の口癖は、「こんなに毎日幸せならいつ死んでもいい」であった。
 
 

2 ベンチャーver.

無理がたたり、体を壊し長期入院。会社の経営を信頼できる部下に譲った結果、世界的な企業へと変貌を遂げる。病院での生活中、同じく入院していたバイオリニストと出会い、生活を伴ににするようになる。穏やかで満ち足りた毎日を過ごし、家でゆっくりと息を引き取った。
書斎に残ったノートには、伴侶に対する感謝、友人に対する感謝、部下に対する感謝、多くの者に対する感謝が綴られていた。
 
 
 
 
 
…というね。
いや、何がいいたいかというと結局わかんなくね?ということ。
3ヶ月目の時点でAくんは、ベンチャーに転職して失敗したと思っているかもしれない。
でも、5年後ではベンチャーに転職した自分を誇らしく感じているに違いない。
 
逆に10年後、大企業に残ったAくんは自分の選択は間違いなかったと思っているかもしれない。でも、30年後には、「なぜ自分はあのとき転職して能力を高めて置かなかったのだろうか」と後悔している可能性がある。
 
ほら、わかんないよね?
 
過去の選択の成功、失敗というのは、今現時点での1評価にすぎない。
そしてそれは、ものの数分で変わる可能性がある程度のものだ。
 
 
じゃあ、どうするんだ、と。
それは
 
好みで決めるしか仕方ない
 
のである。
結局今好きか嫌いか。
 
未来がどうなるかなんて、どんな人であっても正確に見通すことなんてできないんだから、今の自分が納得する選択肢を好みで決めればいい。
もちろんその時に未来に思いを馳せるのは大事。
 
「ベンチャー選んだらこんなかんじになれるかなー(わくわく!)」
 
と未来を今現在を充実させるために利用するのはとても良い方法である。
どっちを選んでも思い通りにならないのだから、今の好みで選んでください。
「選べる」って事自体物凄く幸福なことなのだから。
 
 
こんなことを急いでいるのに信号の点滅で無理して渡らず車にぶつからなかったことから思い付いたやまだでした。
おあとがよろしいようで。
 
 

<余談>

というようなことを思いながら、本屋をふらふらしていたら物凄く近い考えの本を2冊見つけた。
 

1 好きなようにしてください 

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則

 

「ストーリーとしての競争戦略」で有名な楠木先生が、あらゆる質問に「好きなようにしてください」と答えていく本。

その一言で終わりなんだけど、その後ご自身の考えを等々と話す。その話がおもしろい。この本は、質問への回答と見せかけて、質問を自分の考えを深掘りするためのツールとして利用している本。大企業vs.ベンチャーというまんまの題材もあった。もともとNewspicsなんかな。
すげー好きw
 
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

 

 

 
 

2 イノベーション・オブ・ライフ

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

 

こちらも「イノベーションのジレンマ」で有名なClayton M. Christensen氏が、自身の人生および自分の周囲の人の人生について多くの金言を残している。

あらかじめ決めた目標を目指す上で、本当に多くの偶然的な機会に恵まれ、それらと真剣に向き合うことで当初想定した目標以上の人生を歩むことができることを教えてくれる。 
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

 

 

よければ2冊とも超いいのでぜひー。 
 
 
 
 
<目次> 
 
 
 
 
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