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きりくちぶろぐ

好きなきりくち(切り口)から、漫画、映画、本、思想、事柄を語ったり、やってみたり

本物と偽物 -偽物という居心地の良い逃げ場

考え

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何かに一生懸命になっていると、たまに物凄い人に出会う。
 
めちゃくちゃ魅力的で、人を巻き込んで、巻き込まれた人もみんな楽しそうで、その上その人自身もおもっきり楽しそうな感じの。
 
最初は反対していた人たちも
 
「ん?なんだなんだ楽しそうだな…」
 
と仲間に入れてほしそうにこっちをみてきて、あんだけ反対されて邪魔されて来たのにその人達が仲間になるのを一切拒否しない、そんな人がいる。
 
そういう人は割りとどっかの分野で世界的にすごかったりもする。
 
 
もうね、こういう人にあった時の俺の心の状態を感じ取ってほしい。
 
うわああああ
 
である。
より正確に言うと 
 
うわ、こいつは本物だわ。それに比べて俺の偽物感半端ない。
 
である。
 
 
 
はい。ここ。
 
↓ここである
 
それに比べて俺の偽物感が半端ない。
 
これまず、よく考えると意味がわからん。
そもそもそいつが本物だからって、自分が偽物であることの証明にもなんにもなんないはずなのに。
 
また、本物/偽物なんて世の中に存在しない。
言うなれば全部本物で、自分の心だけがその本物/偽物を決めてるだけ。
 
 
 
じゃあ、なんで本物/偽物を勝手に決めてるか当ててやろうか?
なんで自分は偽物だわーって思うか当ててやろうか?
 
それはな、そう思ったほうが楽だからだ。
 
あいつと自分とは違う
 
そう線を引いて区別したほうが、傷つかなくて済むからだ。
 
 
魅力の無い自分、
心の底から楽しめていない自分
 
あーあー、あいつは本物でいいよな。
 
・・・というね。
 
 
実はこれ自分が傷つかないようにするための無意識の防衛本能だから、しゃーないっちゃしゃーないんだけど、よくよく観察すると、本物/偽物とかそんな抽象的な概念ではなく、めちゃくちゃ具体的に自分の中の「許せていない今の考え・行動・自分」があるからだと気付く。
 
これは人によって様々だと思うけど、例えば僕は
 
 
人類の限界に挑んでいるスポーツ選手、研究者、起業家のように、新たな価値を人類に刻まなくて良いのか
 
相手の為になることじゃなくて、相手に自分が気に入られる為に言っている単なるお調子者ではないのか
 
自分が楽しいだけでいいのか、苦しんでいる人に目を向けるべきではないのか
 
 
とか。(あーみるのつら
 
本物/偽物とか言い出した時は、こういう具体的かつ今すぐ答えが出せない「許せていない今の考え・行動・自分」への問いが裏側にある。
 
 
こういう問いを常に発見し、考えなくてもいい。
けど、たまにその問いについて考えてみると、毎回同じ答えだったり、時によっては違う答えを出したりする。そして不思議な事に、考え続けていると、なんとなく自分にしっくり来る答えらしきものが見えてくる。
 
そうすると凄くすっきりするし、自分自身の進歩を実感できる。
 
 
 
なので、
 
あいつは本物で、俺は偽物…
 
とか考えてしまった時には、是非その裏側にある本当の問いの存在に思いを馳せてもらいたい。
 
割と救われるよ。
 
 
 
そんな感じでおあとがよろしいようで。
 
 
 
<目次>
 
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